信頼される先生になるために:苦い経験から学んだこと

今日は私の苦い経験を通じて、お金の亡者ではない、信頼される先生になるための大切なポイントをお話ししたいと思います。

英語教室を始めたばかりの頃、私が経験したことから、皆さんに少しでも役立つヒントをお伝えできれば幸いです。

目次

無料英会話教室の体験

英語教室を始めて数年が経った頃、私は自分のリスニングとスピーキングのスキルに自信が持てず、英会話教室に通い始めました。教室を開校したとはいえ、自慢できる英語力ではなかったのです。

Hidemi

英語から離れて10年。このブランクは大きい。

市の広報誌に載っていた『無料英会話教室』に飛び込みました。古い雑多ビルの中にある質素な教室で、便利な駅近ということもあり、主婦や年配の方が多く集まっていました。

先生は自分の経歴を誇りに思い、アメリカの大学で教えていたことや外資企業での英語指導経験を話していました。加えて、教室運営やビジネス手腕にも長けていることも、よくレッスン中で話題にしていました。

先生は話術にも長けていて、楽しく面白くお話をし、レッスン自体も楽しいものでした。

個人レッスンへの移行

その無料レッスンから先生の本命の個人レッスンへの流れ。今思えばそれはスムーズで、私もその流れに乗りました。

当時の私には高額なチケット制レッスンでしたが、その都度次回のレッスン日を予約できて融通が利くし、何よりも自分のコンプレックスを解消したくて個人レッスンに申し込みました。

当時は英語力だけでなく教室集客のことも悩んでいたので、レッスン内でチラシの書き方を添削してもらったり、教室運営のことも相談させてもらったことあります。

違和感の始まり

一定の期間は頑張ろうと心に決めてスタートしたわけですが、、次第に何かが違うと感じ始めました。先生は私のことを親身に考えてくれているわけではなく、心がこもっていないと感じ始めました。

そしてとうとう、まだレッスンチケットが残っていたにもかかわらず、通うのをやめてしまいました。先生への信頼を一気に失い、急にお金の亡者、自己顕示欲に強い人に見えてきたのです。

レッスンの問題点

レッスン消化が無理

先生のレッスン時間の基本は1回30分。ですが、それでは交通費や時間もかかるので、1時間でお願いしました。レッスン代を稼ぐために自宅の教室だけでなく他の仕事も入れていたので、時間も私には貴重でした。

しかし途中から先生の提案で30分レッスンに変更になりました。

レッスンは30分にしましょう。30分ずつの方がしっかり力がつくと思います

その日の帰りに受付で30分の予約を取るよう言われました。

交通費や時間が惜しいけど、先生はどこか企業でも講師をされている。お忙しいだろうから先生に従おう、とそれ以後は30分レッスン受けることに。数回はそれに従っていました。

でも私の都合や先生の空いている時間で予約をしていくと、30分レッスンだとチケット有効期間内に消化が難しいことに気付きました。

先生からの提案にもかかわらず、それに対して、どういう方法で対応できるかという話はありません。

もちろん、もともと基本レッスン時間30分のところを1時間にしてもらっていたので、基本に戻るだけのことかもしれませんが…。

レッスン中に次の生徒さんが入ってくる

レッスンとレッスンの間の休憩時間は設けられていませんでした。

そして受付もレッスン部屋も同じ1室。室内に仕切りがないので、個人レッスンにも関わらず、私のレッスンが終わる前に次の生徒さんが教室に入ってきます。

次がグループレッスンの時には、次の生徒さんたちが受付け周りでガヤガヤ話をすることもありました。

それに対しては先生は注意されましたが、静かにするということは、どうしても他の生徒さんにレッスンを受けている私の様子を見られるという状況になります。それは嬉しくない状況でした。

さらに、詳しくは書きませんが、私のリスニング力が付いてきている!と思わせるようなパフォーマンスを先生がすることがストレスになっていきました。

Hidemi

何回も同じ英文を聞けば、答えを覚えていますから。

事務スタッフとのやり取り

あるレッスンの後、次回の予約を取る際に事務スタッフから「レッスンチケットの期限がまもなく来るので、期間を延ばすためには料金を支払ってください。そうすれば未消化分は持ち越せます」と突然と言われました。

Hidemi

このまま30分レッスンなら、次のタームでも未消化になってしまう。

スタッフの方にそのことを話してもマニュアル的で、柔軟な対応は期待できませんでした。

未消化分について早めに確かめなかった私が悪いのですが、期限を延ばすなどもう少し柔軟に
対応していただけると勝手に思っていました。

Hidemi

そう、勝手な思い込みで言葉に出さなかったのは私の落ち度。

次のレッスンが始まっていたので、先生と直接話をすることができず、「分かりました」とだけ答えて教室を後にしました。

もう残りのチケットは捨てることにしました。交通費も時間も無駄に思えたのです。何よりもこの先生についていいきたい、この先生から学びたいという気持ちが失せてしまいました。

スタッフ任せにしないで先生のほうから早めに言葉をかけてくださっていたら、少々高額でももう少しついて行こうと思ったかもしれません。でも、もうお付き合いできない、心が離れた瞬間でした。

コーチングで気づき、学んだこと

実はこの苦い経験を思い出したのは、コーチングのお客様が仰った言葉。

金額で選ばれるのではなく、続けたいと思ってもらえる信頼できる先生になりたい

ホントにその通りですね。

私のこの苦い経験で学んだことは、

『先生は、金額ではなく、生徒に寄り添えるかどうかが重要』だということ。

この経験を通じ、コーチングでお客様が仰った言葉を聞いて、私自身も生徒のことを真剣に考え、信頼される先生でいたいと思ったと同時に、ライフコーチとしても、人としても信頼される人間でずっと在りたい、と思いました。

あなたも、生徒に寄り添い、信頼される先生を目指して頑張ってくださいね。


先生の自己肯定感をあげるには

子どもたちのためだから、お仕事だから、と頑張る先生がたくさんいます。頑張り過ぎてしまうのは自己肯定感が高くないことが原因かもしれません。

自己肯定感を上げて自分の指導に自信を持ちましょう。そのためにはまず自己理解をして、自分を認めること(自己受容)が大切です。

自己受容ができると気持ちが楽になり、英語指導がもっと楽しく充実したものになりますよ。そうなれるよう応援しています。

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