50代に入ると、私たちの体はさまざまな変化を迎えます。その中でも特に気になるのが「骨の健康」です。
骨粗鬆症という言葉を耳にする機会が増え、自分の骨をどう守るかが重要になってきます。でも、骨を強くするためにカルシウムを取ればいいだけだと思っていませんか?実は、それだけでは不十分なのです。
骨を強くするのはカルシウムだけじゃない
骨を強くするために欠かせない栄養素としてカルシウムは有名ですが、実はそれだけでは十分ではありません。カルシウムを骨に取り込むためには、ビタミンDやK、マグネシウムなども必要です。
そして何よりも大切なのが「たんぱく質」です。たんぱく質は骨の構造を支える重要な要素であり、骨の健康を守るためには欠かせない栄養素です。
たんぱく質が必要な理由をお話しますね。
たんぱく質が最も大切とその理由
たんぱく質は筋肉を作るために重要だとよく言われますが、実は骨にも同じくらい大切です。では、たんぱく質がなぜ大切なのでしょうか?
骨はカルシウムを主成分としていますが、骨の構造を支えるのがコラーゲン。つまり骨の土台はコラーゲンです。
コラーゲンは骨の弾力性を保ち、骨折を防ぐ役割を果たします。そのコラーゲン生成にたんぱく質が必要不可欠なのです。
また、たんぱく質は筋肉の維持にも必要で、筋肉が骨を支えることで骨の健康が保たれます。つまり、骨と筋肉の健康を保つためには、たんぱく質の摂取が不可欠なのです。
たんぱく質を積極的に食べていますか。
お母さんはたんぱく質摂取が少ない理由
特に50代の女性、つまりお母さんたちは、家族の食事に気を配るあまり、自分自身の栄養バランスを後回しにしがち。
「子どもにはしっかり食べさせなきゃ」と思って、自分のことは二の次になってしまうこと、ありますよね。その結果、たんぱく質の摂取量が不足しがちに。
骨の健康を保つためには、自分自身のたんぱく質摂取も大切です。
子育て中は、お肉やお魚は子どもたちに。私は値段の安い卵や豆腐がメインでした。
経済的なこともあり、お肉お魚はたくさん買えず、家族全体的にたんぱく質は少なかったと、今になって反省。ごめんよ~。
たんぱく質は摂取だけでなく吸収が大事
たんぱく質を摂取しているかどうかだけでなく、それがきちんと体に吸収されているかが重要です。
年齢を重ねると、消化機能が低下し、食べたものが効率よく吸収されなくなることがあります。そのため、たんぱく質を効率よく吸収するための工夫が必要です。
たんぱく質源を食べていても吸収されていなきゃ意味がない!
たんぱく質を消化に負担なく吸収する料理:ボーンブロス
たんぱく質を消化に負担をかけずに吸収する方法の一つに、「ボーンブロス」があります。
ボーンブロスは、骨をじっくり煮込んで作るスープで、たんぱく質であるコラーゲンやアミノ酸の他、ミネラルが豊富に含まれています。
消化に負担が少なく、胃腸が弱っているときでも安心。効率よくたんぱく質を摂取できるため、特に50代以降の女性にぴったりです。
ボーンブロスの作り方は簡単ですよ。鶏や牛、豚などの骨を水と酢と一緒に数時間煮込むだけ。圧力鍋があると短時間で出来上がります。
シンプルでありながら栄養価が高く、美味しいので、毎日の食事に取り入れて、骨の健康をサポートしてはいかがでしょう。
私は常備していますが、ボーンブロス作りが面倒だと感じる方、お仕事や介護が忙しくて時間をかけられない方には、私が栄養のお話会でおススメしている市販スープもあります。
作らなきゃ、栄養を摂らなきゃ、と思うのではなく、美味しく楽しく健康でいられる工夫を見つけるのも大切です。
楽をすることはいけないことではないです。楽しむという意識に変えましょ♪
まとめ
骨の健康を守るためには、ただカルシウムを摂るだけでは不十分。たんぱく質をしっかり摂取し、それが効率よく吸収されるようにすることが重要です。
ボーンブロスのような消化に優れた料理を取り入れて、無理なくたんぱく質を補給しましょう。自分自身の健康を大切にして、これからの50代、60代を元気に過ごしてくださいね。
10年後もっと輝く私へ!栄養&マインドサポート
心を整える工夫、健康情報、お料理アイデアなど自分や家族を大切にしたい女性に伝えたいこと、講座の案内などを不定期に配信しています