デジタル時代の子育て-「スマホ依存」から子どもを守るシンプルな方法

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Hidemi

もしかして、私スマホ依存かも?

そんなふうに感じたことはありませんか?

スマホを手に取ったのは調べもののためだったのに、いつの間にかSNSやメールをチェックしてしまう。ひとりで食事をするとき、なんとなくスマホを眺めてしまう。気がつくと、つい触ってしまうのがスマホです。

そしてこの問題は、大人だけでなく、子どもたちにも深刻な影響を及ぼしています。

目次

スマホ依存、他人事じゃないかも?

「スマホがないと落ち着かない」「気づくとSNSやメールを見てしまう」そんな経験はよくあるのではないでしょうか。

スマホは便利なツールですが、いつの間にか私たちの生活を支配していることも。実は、これ、子どもたちも同じです。

最近はスマホやタブレットの使用が日常になり、特にコロナ禍以降、その傾向がますます加速しています。学校でもデジタル教材が増え、幼い頃から画面を見続ける環境が当たり前になりつつあります。

でも、その影響、本当に大丈夫でしょうか?

英語講師として感じていたこと

私は20年以上英語を教えていますが、ここ数年、子どもたちの 理解力や応用力の低下 を感じることが増えています。特にコロナ禍以降、デジタル機器に触れる機会が急増し、その影響が学習や健康面に現れているのではないかと考えていました。

そんな中、英語講師でもあり、私のコーチ仲間でもある葉菜さんが開いてくれた 「子どものネットリスクニュース勉強会 スウェーデン編」 に参加しました。

葉菜さん の息子さんは、スマホ依存が原因で不登校になってしまいました。これを機に彼女はデジタル依存について学び、今では子どもたちを守る活動に力を入れています。

実際、彼女の教室に通う子どもたちの中にも、デジタル機器の使いすぎが心配される子が増えています。そのため、教室では運動を取り入れたり、親子で話し合う機会を設けたりして、スマホ依存の予防に努めているそうです。

葉菜さんのインスタは➡こちら

デジタル化がもたらす問題──スウェーデンの事例から学ぶ

スウェーデンでは、 デジタル教材から紙の教材に戻す という大きな変化がありました。その背景には、学力低下だけでなく、もっと深刻な影響があったからです。

例えば、デジタル機器の過剰使用が子どもに与える影響として、「学力の低下」「運動能力の低下」「学校内の治安悪化」また、脳の発達に関連して「前頭前野の発達の遅れなどが指摘されています。

スウェーデンの資料は、「子どものネットリスク研究会」スーパーアドバイザー 田中康寛氏 による勉強会資料を基に作成された情報です

デジタル機器使用は子どもの脳の発達に影響

子どもの脳は大人と比べて発達途中にあるため、環境の影響を受けやすいと言われています。

幼児期・学童期には、 手先を使う遊びや全身を動かす運動 が脳の発達を促す重要な役割を果たします。しかし、 タッチペン操作や動画視聴だけでは十分な脳の活性化は期待できません。

特に、 人間らしさを育む脳の中枢である『前頭前野』 の発達には、手を使う作業や歩行などの基本的な身体活動が不可欠です。この前頭前野の成長が遅れると、思考力、忍耐力、共感力が十分育たない可能性があります。

その結果、 考えない・我慢できない・頑張れない・思いやれない」 という、いわゆる 『4ない人間』 になりやすいとも指摘されています。これは、日本でもすでに起こりつつある現象かもしれません。

そしてスマホ依存は アルコール依存や薬物依存と同じくらい克服が難しい と言われています。スマホを持たせるタイミングや使い方について慎重に考えることが、子どもの健やかな成長を守る第一歩になるのではないでしょうか。

子どものデジタル環境を見直すタイミング

最近、海外ではデジタル教育を見直し、紙ベースの教育に戻す動きも出ています。一方で、日本はデジタル化をどんどん進めています。

この流れをすぐに止めるのは難しいかもしれません。でも、だからこそ私たち大人が 「知ること」。 果たして、それが本当に子どもたちの未来にとって良いことなのか、今一度考えてみるべきかもしれません。

そして 「できることから始めること」 が大切だと思うのです。例えば、

  • スマホ使用を遅らせる:幼少期のうちはなるべくアナログな遊びを増やす。
  • 親子で話し合う:スマホの使い方について、ルールを決める。
  • 栄養のある食事を心がける:脳と体の健康をサポートするために、食事を見直す。

デジタル機器を使うと、脳は大量のエネルギーを消費します。特に成長期の子どもにとって、十分な栄養がないと、イライラしたり、集中力が続かなかったりするのは当然のこと。

実際、思春期の子どもの不機嫌の原因の一つに 栄養不足 も関係していると言われています。 私は、デジタル機器の影響を受ける子どもたちのために、栄養という視点からサポートできることがあると信じています。

大人ができること

デジタル化を全否定するのではなく、「どう活用するか」です。

デジタル機器を適切に使えば、プレゼン力や情報収集力が向上するなど、子どもの成長にプラスの影響を与えることもあります。だからこそ、 子どもたちを守りながら、上手に付き合っていく方法を考える 必要があると思います。

それぞれの立場でできることを考えましょう。私は、英語講師として遊びを通した英語教育、栄養アドバイザーとして栄養面からのサポートを通じて、子どもたちの笑顔を守っていきたいと思います。

また、 親御さん自身が周囲の価値観や社会の流れに流されず、わが子の未来を守るために主体的な選択ができるよう、コーチングを通じてサポート していきたいと考えています。

あなたの分野では、どんなアプローチができるでしょうか?
子どもたちが笑顔で未来を切り拓けるよう、一緒に考えていきませんか?

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