「英語を忘れるのは当たり前!」脳のしくみを知れば、もっと楽しく学べる

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英語を学んだことがある方は、「なんでこんなに単語が覚えられないの!?」と感じたこと、ありませんか?

実は、私自身も英語を長年学び、そして子どもたちに教えてきた中で、同じように思ったことが何度もあります。

人の脳は、記憶することより“忘れること”が得意なのだそうです。だからこそ「どうして覚えられないの?」と落ち込む必要はないんです。むしろ、それが自然な脳の働き。

できることなら、もっと楽しく、自然に、英語が身についていく方法があったらいいですよね。

今日はそんな「脳の仕組み」と「英語学習」の意外な関係について、英語講師としての経験も交えながらお話しします。

目次

「忘れる脳」って実は正常!?

人間の脳って、記憶するよりも「忘れること」が得意ってご存じですか?
私たちの脳は、次の日にはほとんどのことを忘れるようにできているそうです。

Hidemi

ただでさえそんな構造なのに、最近の私の忘れ方は…エイジングの影響もあるのか、、(泣)

これは「忘却曲線」で有名な心理学者、ヘルマン・エビングハウスの研究でも明らかになっています。

彼によると、覚えた情報の多くは、1か月後にはかなり忘れてしまうそう。だから、「忘れるのは普通!」と思っておくと、ちょっと気がラクになるかもしれませんね。

記憶に残すコツは「タイミング」と「頻度」

「じゃあ覚えられないのか…」とガッカリしないでください。忘れる前にもう一度触れることで、記憶はぐっと定着していきます!

たとえばこんなタイミングで復習すると良いそうです:

  • 1回目:覚えてから24時間以内
  • 2回目:1週間以内
  • 3回目:1か月以内

このタイミングで繰り返すと、記憶はしっかり残ると言われています。

ただし、これは無意味な文字列(例えば単語帳の丸暗記)を対象にしたデータ。実際には、意味と一緒に学ぶことで、もっと定着しやすくなるんです。

だからこそ「遊びながら学ぶ」が大事!

私の英語教室では、英語カードを使って遊びながら英文にたくさん触れてもらっています。

しかも、「現在形が終わったら次は過去形」というような順番にはこだわらず、いろんな構文にとにかく触れておくのがポイント。

赤ちゃんが日本語を覚えるように、意味は分からなくてもたくさん聞く、話す。それが自然な英語習得につながっていきます。

リスニングだけじゃダメな理由

よく「聞き流すだけで英語が話せるようになる!」という教材もありますが、実は意味が分からずにただ聞くだけでは効果が薄いんです。

Hidemi

有名な『ス〇ードラーニング』で思ったほど効果を感じられない人が多いのは、そういう理由もあるかもしれませんね。

私のレッスンでは、ただ音を聞くだけでなく、ゲームの中で子どもたちに問いかけながら、意味を一緒に確認していきます。

何度も同じような質問をしたり、少し聞き方を変えてみたりして、ようやく子どもたちの中で「英文」と「意味」が結びついていくんです。時間はかかりますが…それでいいんです!


「遊び」の中で五感を使うと、記憶はちゃんと定着する

リラックスした雰囲気で、楽しく遊びながら英語に触れていると、脳の中では短期記憶としてまず保存され、何度も繰り返すことで長期記憶へと変わっていきます。

特に小学生のうちは、「英語=楽しい!」という記憶がとっても大事。この楽しい感覚があるからこそ、英語がずっと身近な存在になります。


繰り返し=トレーニング。でも「苦痛」じゃなく「楽しい」を!

英語はスポーツや楽器と同じで、繰り返しのトレーニングが必要です。でも「何回も繰り返しなさい!」と言われると、子どもたちにとっては苦痛…。

私の教室では、繰り返しが自然にできるような楽しい仕掛けをたくさん用意しています。だから、子どもたちは何度もリピートしてもイヤな顔をしません。むしろ「まだ遊び足りない!」って言うほど♪

そんなふうに英語と触れ合える場所、同じように考える英語の先生が増えればいいな、と思います。

まとめ:忘れる脳を責めないで、味方につけよう!

英語に限らず、何でも「忘れる前にもう一度触れる」ことが記憶定着のコツ。しかもそれを「楽しく、意味と一緒に」やると効果は倍増です♪

だからこそ、英語をがんばる子どもたちにも、教える私たち大人にも、忘れても大丈夫、また楽しんで触れよう!という気持ちを大切にしたいですね。


~先生の自己肯定感をあげるには~

子どもたちのためだから、お仕事だから、と頑張る先生がたくさんいます。頑張り過ぎてしまうのは自己肯定感が高くないことが原因かもしれません。

自己肯定感を上げて自分の指導に自信を持ちましょう。そのためにはまず自己理解をして、自分を認めること(自己受容)が大切です。

自己受容ができると気持ちが楽になり、英語指導がもっと楽しく充実したものになりますよ。そうなれるよう応援しています。

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