イライラ不機嫌、朝起きられない思春期の子どもに親ができること

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子どもが朝なかなか起きられない、すぐにイライラしてしまう、宿題をダラダラしてやらない…そんな姿を見て、お母さんがイライラすること、ありませんか?

特に思春期に差し掛かると、子どもの感情の起伏が激しくなり、どう対処すればいいのか悩む声をよく耳にします。

初めての子育てでは、どう対応すればよいのか迷うことも多いですよね。でも、まず最初に知っておいていただきたいのは、子ども自身も困っているということ。そして、成長期にはこうした状況が『普通』だということです。

その上で、お母さんにぜひ意識してほしいのが、解決のカギは栄養を満タンにしてあげること

お子さんの健康の土台を整えるだけでなく、お母さん自身も栄養をしっかり摂り、心身を整えることが、子どもとの関係性を良くする第一歩になります。

目次

子どもも実は困っている

「なんだかイライラする」「親の言動に腹が立つ」「機嫌がいいときと悪いときの差が激しい」こうした状態は、成長期の子どもにとって珍しくありません。

例えば私の娘も、ご飯を食べると機嫌がよくなることがよくありました。つまり、不機嫌の裏側には栄養不足が隠れている可能性があります。

また、成長期の子どもは体と心が同時に急成長しています。大人が予想もしないほどのエネルギーが必要で、栄養不足がストレスやイライラに直結するのです。

思春期にはこうした変化が当たり前

体と心の成長がアンバランスになる思春期。イライラや不機嫌、感情のアップダウンが激しくなるのは自然なことです。むしろ、感情を発散していることで、心がバランスを取ろうとしているとも言えます。

だからこそ、こうした時期に必要なのは、焦らず見守ることと、心と体の成長を支える栄養です

お母さんがやってしまいがちなこと

子どもが集中できない様子を見て、「勉強しなさい」とつい言いたくなりますよね。ただ、親があまり声をかけすぎると、逆に不機嫌になったり反発されたりすることも。

2人の子どもを育て、さらに教室でたくさんの子どもを見てきた私が出した答えは、目を離さずに放っておくことです。

親から声をかけすぎないこと。一見難しいようですが、これが子ども自身の成長にはとても大切なのです。まずは子どもが自分で考える時間、自分の意志で出した答えを尊重してみてください。

Hidemi

これって無茶苦茶、忍耐力要りますよね(>_<)

親ができること:健康の土台を作る

子どもが自分で答えを考えようとしている時期に、親があれこれ口出しするのではなく、まずは子どもの主張を受け止めてあげること。

親としてできることは『健康の土台を作ること』です

例えば、父親なら外遊びや物づくりに付き合うこと、母親なら栄養バランスの取れた食事を作ること。もちろん、男女の役割にこだわる必要はありませんが、家庭でこうした役割分担を意識することは、子どもの成長サポートにお勧めだと思います。

私自身、母親として子どもにできることは何かと考えた時、栄養バランスを考えた食事を作ることでした。それが今振り返ると、大きな助けになっていたと感じます。

Hidemi

当時はまだまだ未熟だったので、今になれば、もっとこうしておけばよかった、と娘たちに謝ることもありますが、、、(^^;)

栄養が必要な理由

特に意識してほしいのが、たんぱく質、鉄分、ビタミンの3つです。

たんぱく質

体の成長だけでなく、成長ホルモンや脳ホルモンの材料になります。代謝酵素もたんぱく質でできているため、不足するとイライラや不機嫌、朝起きられない原因になります。

成長期の子どもにとって最も大切な栄養素のひとつがたんぱく質です。体を作るだけでなく、成長ホルモンや脳ホルモンの材料にもなります。特に、やる気や幸せを感じるホルモン、集中力を高めるホルモンもたんぱく質から作られます。

もし朝起きられない、不機嫌、集中力がないといった症状があれば、まず、たんぱく質不足を疑ってみてください。

鉄分とビタミン

たんぱく質だけでは十分ではありません。脳ホルモン(神経伝達物質)を作るためには鉄分やビタミンが不可欠です。現代の食生活では鉄分が不足しがちです。

例えば、鉄分不足の子どもは疲れやすく、気分が不安定になることがあります。

やる気や幸せを感じる脳ホルモン、集中力を高める脳ホルモンの材料として、鉄分を食事の中で意識的に取り入れることが重要です。

Hidemi

栄養を満たすと、子どもたちの心と体は安定し、自発的に行動する力が湧いてきますよ。

そして、栄養摂取のコツとして、摂る順番はたんぱく質が先、と覚えておいてくださいね。詳しくは鉄ミネラルお話会でお伝えしています。

栄養が満タンになるとどう変わる?

栄養がしっかり満たされると、子どもに次のような変化が見られます:

  • 自発的に勉強するようになる
  • 気持ちが穏やかになる
  • 集中力が増す
  • 成績が上がる
  • 人の気持ちを考えられるようになる
Hidemi

これらは決して特別なことではなく、子どもが本来持つ力が引き出されている状態です。お母さんにとっても子育てが楽ですよね。


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幸せとやる気のホルモンを満たして、子どもの健康と自発性を引き出しましょう。

お母さんへのメッセージ

最後にお母さんへのメッセージです。

見守る勇気を

『見守る』ことはとても難しいと感じるかもしれません。ですが、子どもの成長には、手を放しても目は離さない、そんなスタンスが大切です。

手出しや口出しを我慢し、じっと見守る。その代わり、子どもが助けやアドバイスを求めたときは、全力で向き合いましょう。

そして、『見守る』ためには、お母さん自身が心に余裕を持つことがとても大切です。そのためには、まずお母さん自身が栄養をしっかり摂り、心と体を整えることが必要です。

忙しい日々の中で「自分のことは後回し」になりがちですが、栄養が満たされると心が安定し、イライラを防ぐことができます。それが結果的に、お子さんへの対応にも良い影響を与えます。

一生懸命になり過ぎない

私が教室でお母さんたちとお話ししていて感じるのは、子どもよりもお母さんのほうが一生懸命になっているケースが多いということ。もちろん、子どもを想う気持ちは素晴らしいのですが、少し力を抜いてみてください。

例えば、英語教室に通わせたくて来られたお母さんが、「ママが英語を習わせたいんでしょ」と子どもに言われて、お母さんの気持ちを押し付けていたことに気づくこともあります。

子どものことを想うのは分かりますが、それは「お子さんが望んでいること」なのか、「お母さんが望んでいること」なのか、『区別する』ことが大切です。

お母さん自身の未来を見つめる

子どもが成長し、巣立つ日は突然やってきます。その時に慌てないためにも、今から少しずつ自分自身の未来にも目を向けておくことが大切です。

子育てに全力を注ぐのも素晴らしいですが、自分自身の目標やあり方を整えることで、子どもとの関係もさらに良いものになるはずです。お母さん自身の幸せを大切にしてくださいね。

Hidemi

子離れの準備が自然とできます。むしろそのほうが大切だと思います。

コーチングを受けることは、自分自身を見つめ直す時間を持つのにおすすめです。ご自分の想いを『区別する』にも効果的です。

お母さんが自身の軸を持ち、心に余裕を持てると、不思議と子どもとの関係もスムーズになります。

まとめ

成長期の子どものイライラには、栄養を満タンにすることが一番の解決策です。そして、お母さんが少し力を抜き、見守る姿勢を持つことで、子どもは自分の力で成長していきます。

健康の土台を作ってあげること。それが親としてできる最大のサポートです。そして、子どもが育っていく過程で、お母さん自身の心も整え、未来を楽しみにしていきましょう。


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