英語を話す前には、口周りの筋肉をほぐしたり唇や舌の運動をしておくと、随分英語の発音が変わります。
日本語と英語では口の開きや舌の使い方、息の量が随分違います。日本語にどっぷりつかったまま英語を話し始めると、日本語の口が引きずられてしまいます。
上手く切り替えられる人はいいのですが、慣れるまでは準備運動をしましょう。スポーツする前にも準備運動をしますよね。英語を話す訓練は筋トレみたいなものでから、英語を英語らしく話したいならまず口周りの準備運動。
英語を話す前に私がよくやっている準備運動4つをご紹介します。
1. 英語発音の前に口の周りの筋肉をほぐす
人前ではやりにくいけど声を出さなくていいので、後ろ向いてもできるお口の準備運動です。
大きく開けて「あ~」
少し狭めて「え~」
横に「い~」
縦に「お~」
すぼめて「う~」
日本語の『あいうえお』の順番でももちろんいいです。とにかく口の筋肉をしっかり伸ばす。
英語の正しい音を出そうと思ったら、口を大きく動かしたり音を共鳴させるために口の中に空洞を作ることが大切。
いざ動かしてみると分かりますが「伸びてる!」って感じますよ。どれだけ日本語喋べる時に口を動かしてないのかを実感します。家に籠ることが増えて人と会話すること自体減っていますからね。
おおぉっ!伸びる!美容効果があると嬉しい♡
これやるだけで母音がクリアになります。もごもご英語を話すのはもったいないです。
それに口の周りの筋肉動かすってアンチエイジングにも絶対良い!!ほうれい線にさよなら、下あごキュッ!はこの運動だけでは無理ですが、少なくとも小さな抵抗にはなります(笑)
2. 上を向いてうがいガラガラ
実際には水がないのでガラガラ言いませんね。
口を大きく開けて、
上を向いてうがいをするように
「あ~」
これは理由がいくつかあります。
【舌】 英語は舌が下がります。
日本語よりもぐっと下に下がっています。舌の位置を感じましょう。
【喉】 英語は喉の奥の方で出す音があります。
喉を使う感覚をチェックしましょう。
【息】 英語は息をたくさん使います。
息(空気)の通り道を作ってあげましょう。
上を向いて「あ~」といいながら舌を後ろの方にやってから顔を元に戻すと、口の中に空洞ができます。音を共鳴させやすくなり綺麗な発音ができます。
お聞き苦しいですがこんな感じです↓
3. くちびるブルブル振るわせる
人気のないところでどうぞ。声を出しながらブルブルくちびるを振るわせます。
アヒル口にして声を出しながらくちびるをブルブル~
英語は日本語よりも息がたくさん必要です。口の中だけで音を出す日本語と違って、息をお腹から送って喉を通って口まで届けます。
息の量が足りないと綺麗な英語の発音ができません。英語は腹式呼吸って言われますよね。お腹から息を断続的に出せるように練習しておきましょう。
お腹に空気を入れて、くちびるがブルブルブルブルブルブル~と音をさせながらゆっくり空気を吐いてみてください。
一気に吐いちゃうとブルッで終わってしまいます。調節しながら長~くブルブル言わせてください。
こちらもどうぞ↓
4. 巻き舌でルルルルルと言う
こちらは難易度が高いかもしれません。舌を強化する練習になります。
上顎に舌を付けて振るわせてルルルル~
日本語には巻き舌の音がありません。最初は巻き舌が出来ない人が多いです。私もそうでした。最初は「ルルッ」くらいで続きません。でも何度も練習しているうちに「ルルルルル~~~~」と出来るようになります。
くちびるブルブル同様、お腹からゆっくり一定の息を出し続けること。一気に吐いちゃうとルルッで終わってしまいます。
巻き舌の練習に特化したこちらも記事はそのうち書きますね。
上を向きながら言うとできることが多いので、上向いてやってみて舌のコツを掴み、そのまま前を向いてみてください。
これもアンチエイジングに良さそう♡
よくネットで練習法で紹介されているのは
「さっぽろ らーめん トロロイモ」
それを
さっぽろろろ らららーめん トロロロロイモ
みたいにラ行を巻き舌で言います。これも練習としては良いと思います。
今私が学習中のスペイン語は巻き舌の音があります。練習の甲斐あって巻き舌の音が出るようになりました♪
外国語の発音には舌の力が必要ですから、普段から強化しておくことをお勧めします。
最後にこちらも↓
英語学習はアンチエイジングにもなる
これらの口周りの練習は英語を話す必要がない人も普段からしておくことをお勧めします。
歳をとると舌の力や喉の筋肉が衰えてくるので、滑舌が悪くなったり嚥下障害の予防にもなりますよ。英語学習は健康、特に老化予防に絶対いいと思っています。
発音講座でもこの練習をまずお勧めしています。
発音フォニックス指導講座 自学自習コース
タイミングが合わない方にはご自分のペースで学べるコースをお勧めします。