子どもたちの目がキラキラする五感を育む体験:こんにゃく作り

こんにゃくを手作りしたことありますか。こんにゃくの産地に住む人でないと、あまり経験がないのではないでしょうか。私もその一人でした。

こんにゃく作りを通じて、大人も子どもたちも五感を育む体験ができたので、ここに書いてみようと思います。

目次

こんにゃく芋との出会い

広島県神石高原町の道の駅でこんにゃく芋を見つけ、作ってみたくなりました。こんにゃく芋の産地は群馬県がダントツなのですが、神石高原町でも作られています。

こんにゃく芋

芋だけでなく、手作りこんにゃく用のこんにゃく粉も売られています。でもどうせなら芋から作りたい!という衝動にかられ、生芋を買って帰りました。

Hidemi

私、手作りって好きなのです。

初めてのこんにゃく作り

実際に作ってみると、作業自体は思いのほか簡単。本当にこれがこんにゃくになるの!面白いという体験をしました。

自分で作れると大人だって嬉しいものです。放置する時間が必要なので、それなりに時間はかかりました。

SNSにこんにゃく作ったことを投稿したところ、「子どもの頃に、科学と学習という本の付録でこんにゃくを作った」と数人がコメントしてくれました。

Hidemi

付録についていたなんて知らなかった~。

きっと、その付録は、こんにゃく粉と凝固剤のセットだと思います。必要なのはあとは水のみ。手作りこんにゃくに特別な思い出を持っている人が意外と多いのかもしれません。

子どもたちとのこんにゃく作りイベント

簡単だし、面白い。こんにゃく粉ならもっと手軽!確かに子どもが楽しめる実験のよう。そこで、こんにゃく粉を使って、子ども向けのクッキングイベントをすることにしました。

Hidemi

実はイベントも好き。日をあけて2回開催しました。

生芋から作る時と同様に、放置する時間が必要です。大人同士ならおしゃべりしていればいいけど相手は子ども。その時間の過ごし方を考えてもらいました。

1回目は英語教室の生徒さん。しかも小学校高学年といこうともあり、ワークシートを用意して、こんにゃく料理や切り方を考えさせました。

小学生向けにクッキングイベントする時は、ただ作って楽しかった~で終わるのではなく、工夫をしたことや、簡単だったところ難しかったところなど記入できるように、その時の内容に応じてワークシートを作ります。

Hidemi

他には、英語のアクティビティをしました。3度も放置時間があるので。

2回目は幼児さん親子さんだったので、おままごとセットや柔らかいアルファベット教材などを使って自由に遊んでもらいました。

子どもたちの目が輝く瞬間

さて、こんにゃく作り当日は、最初に作り方を伝えます。そして作業は基本的に子ども主導。

工夫できること、混ぜ方、切り方、誰が何をする、順番など、どうしたらいいか、考えてもらいながらの作業です。

混ぜる時、手でこねている時、こんにゃくの匂いがする瞬間、子どもたちの目がキラキラと輝きます。それを見ると、私たち大人も幸せな気持ちになります♪

手作り活動を通じて五感を育む大切さ

子どもたちの周りにもデジタルデバイスが溢れ、簡単に答えが見つかる現代。

だからこそ実際に手で触れ、道具を使い、匂いを嗅ぐ体験。自然の素材を感じ、五感を育む機会を増やすことが大切だと感じます。

子どもたちの感想

最後は子どもたちから感想を言ってもらい、高学年の子どもにはワークシートに書いてもらいました。

「最初は粉と水だけだったのに、最後はかたまりになってびっくりした」
「難しかったのは、こねるところ。理由は飛び散ってしまいそうだから」
「混ぜている時に蒟蒻がぷにょぷにょした」
「こんにゃく切る時が楽しかった」

作りたてのこんにゃくはお持ち帰り。晩御飯にこんにゃく料理を食べてくれたようです。

まとめ

クッキングなどの手作り活動は、大人も子どもも、日々の生活で忘れがちな五感を呼び覚ます大切なチャンスです。

今回のこんにゃく作りでは、作業中の子どもたちの表情や反応、目がキラキラ輝く瞬間を見て嬉しくなりました。手作りの活動を通じて、子どもたちの笑顔を増やし、豊かな感性を育んでいけたらな、と思います。

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