成長期の子どものイライラ——お母さんが嫌いなわけじゃない!

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子育てをしていると、子どもの突然のイライラや不機嫌に戸惑うこと、ありませんか?

特に成長期の子どもがいるご家庭では、「なんでこんなに怒っているの?」「私、嫌われちゃったのかな?」と悩むお母さんも多いはず。でも、安心してください。それはお母さんが嫌いなわけではありません。

目次

子どものイライラに隠された本当の理由

まず知っておいてほしいのは、

  • 子ども自身も困っているということ
  • イライラにはどうしても「はけ口」が必要だということ
  • 成長期には大量の栄養が必要で、それが満たされていないことが原因でイライラしている可能性があるということ

です。

子どもがイライラする背景には、体と心の成長に伴うさまざまな変化があります。特に、成長期の子どもは急激に身体が大きくなるため、栄養が不足すると感情のコントロールが難しくなるのです。

子どもの本音——本当はどう思っているの?

「うちの子、私のこと嫌いになっちゃったのかも」と感じるとき、その裏にある子どもの本音を知ることが大切です。

なぜかイライラする
子ども自身も「なんでこんなにムカつくんだろう」と困っていることがあります。成長ホルモンの影響や、脳の発達が原因で感情が不安定になるのは自然なことです。

お母さんがうっとおしい。でも、本気で嫌っているわけじゃない
反抗的な態度を取ることもありますが、心の奥では「お母さんにわかってほしい」という気持ちが隠れています。

イライラをコントロールできない
「もう怒らないようにしよう」と思っても、自分の気持ちを制御できず、つい爆発してしまうのが成長期特有の課題です。

栄養がイライラを解消する鍵

では、どうすれば子どものイライラを減らすことができるのでしょうか?
その答えは意外にもシンプルです。

栄養を満たすことで解決できることが多いのです。

成長期には、体の成長に栄養が優先的に使われます。それに加え、勉強や考えることで脳にも大量の栄養が必要です。

このように、成長期の子どもは常に多くの栄養を必要としています。しかし、これが不足すると、イライラを抑える脳ホルモンの材料が足りなくなり、感情をコントロールする力が弱まってしまいます。

例えば、私の娘が小学生高学年から中学生の頃、不機嫌になることがよくありました。

その原因に気づいたのは、ある日のこと。彼女が特にイライラしているときに、

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あれ?お腹が空いているんじゃない?

と思いました。そして食事をとらせたら、なんとケロッと機嫌が良くなったのです。そういうことがよくありました。

今思えば、彼女はとても分かりやすい子でした。でも、同じようなことがほかのご家庭でも起こっているかもしれません。

朝ごはんが1日のスタートを決める

現代の子どもたちは、塾やゲームで寝るのが遅くなりがちです。その結果、朝起きるのが遅くなり、朝ごはんをしっかり食べられない子も少なくありません。また、朝食をとってもパンやジュースだけで済ませるケースもあります。

しかし、こうした習慣が続くと、午後にはエネルギー切れを起こし、

  • 疲れてしまい勉強や遊びに集中できない
  • やる気が出なくなる
  • 小さなことで「切れる」

といった状況に陥る可能性が高くなります。

朝に摂るべき栄養素とは?

イライラを防ぎ、集中力ややる気を持続させるためには、朝ごはんで以下の栄養素をしっかり摂ることがポイントです。

  1. たんぱく質
    卵や納豆、豆腐、ヨーグルトなどがオススメです。

    たんぱく質は体の成長だけでなく、脳を活性化させる役割もあります。たんぱく質は大きなエネルギーを作る材料になります。
  2. ビタミンB群
    たんぱく質をエネルギーに変えるために必要不可欠です。

    オールブランや全粒パン、豚肉、きのこ類に多く含まれています。米ぬかにも多く含まれているので、私は、ご飯に米ぬかふりかけをおススメしています。
  3. 鉄分
    鉄分はたんぱく質をエネルギーに変えたり、ホルモンを作る時の手助けをします。不足すると疲れやすく、イライラの原因になります。体の成長にも使われる栄養素なので、不足にならないよう取り入れましょう。

    食品ならば、ほうれん草やレバー、貝類など。鉄鍋や鉄フライパンで調理するのも一案です。

お母さんの愛が伝わる朝ごはん

朝ごはんは、栄養を補うだけでなく、家族の愛情を感じられる大切な時間でもあります。

「忙しいから」と省略せず、一緒に食卓を囲み、栄養たっぷりの食事を用意することで、子どもも心の安定を感じられるようになります。

子どものイライラは、お母さんにとっても辛いことですが、それを解消するヒントは意外と身近なところにあります。今日から少しだけ意識して、子どもの朝ごはんを見直してみませんか?

その小さな変化が、子どもの笑顔やお母さん自身の安心感に繋がるかもしれません。

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