最近はコーチングという言葉をよく耳にします。また、○○コーチという人もたくさんいます。
英語を教える方も、英語講師ではなく、英語コーチとしてお仕事される人が増えましたね。また、私のような子どもの英語教室を運営する先生の中には、コーチングを取り入れています、という先生多くなりました。
ではコーチングを取り入れるってどういうことでしょう。コーチングスキルの中で『傾聴』について書いていこうと思います。
お子さんや生徒さんの話にじっくり耳を傾けることできますか。
コーチングには色々なスキルがある
コーチングとは、相手の目標や夢を実現するために、相手の考えや気持ちを引き出し、支援するプロセスです。コーチは、相手にアドバイスや指示をするのではなく、相手に自分で答えを見つけさせることを目指します。
コーチングは、自己啓発や学習、ビジネスやスポーツなど、さまざまな分野で活用されています。
英語語関連分野では、TOEIC高得点、英検取得など短期で目標を達成するための英語コーチングがあり、ちょっとスパルタなイメージがするものもあります。
コーチは伴走するにあたり、さまざまなスキルが必要です。例えば、「傾聴」「承認」「質問」など。その他にも「ペーシング」「リフレーミング」「フィードバック」「リクエスト」など。
カタカナになると???が飛びますね。
また少しずつご紹介していこうと思います。今日は『傾聴』について。
さまざまなコーチングスキルがある中で、私は一番重要なのが『傾聴』だと思っています。傾聴は、相手の話を理解し、共感し、信頼関係を築くための基本です。
この傾聴スキルは、簡単そうで一番難しいのです
そう。特に、先生や親にとって。
傾聴が難しい訳
傾聴は子どもに何かを教える先生や親にとって最も必要なスキルなのに、難しいのは何故でしょう。
それは、自分の知識や経験を伝えたいという気持ちが強いからです。
生徒や我が子を正しく導きたい一心で、アドバイスを増やしてしまうこともあります。やさしさや愛情が深いからこそ、先生や子育てママはつい道筋をつけてあげようとしてしまいます。
でも実は、これは子どもたちの「考える機会」を奪ってしまうことにつながります。
あなたは、生徒さん、お子さんの「自ら考える機会」を奪っていないでしょうか。
大人同士のコミュニケーションでも、こちらの話を最後まで聞かずに、かぶせて話をする人、いませんか。私は、普段からこのような方は苦手です。
でも身内に居るんですよね~(^^;)
だからこそ、自分のことを振り返るようにしています。反面教師にできたので、本当は有難いと思うべきかもしれません。
傾聴とは何か
そもそも傾聴とは何でしょう。ただ聞くだけではなく、相手の気持ちや考え方を理解しようとすること、「聞く」でなく「聴く」です。
相手の話に対して、自分の意見や判断を押し付けず、相手の視点に立って共感することです。
傾聴には、いくつかのポイントがありますよ。
例えば、相手の話に合わせてうなずいたり、あいづちを入れたり、相手の言葉を繰り返したり、感情を表現したり、質問をしたりすることです。具体的には、
【相手にフォーカスする】
自分ではなく相手に注意を向ける。何かをしながらではなく、相手に顔を向けて視線を合わす。
【相手を理解しながら聴く】
予想や先入観を持たず、自分の価値観や基準は脇に置いて耳を傾ける。相手の話を否定したり、中断したり、解釈したりしない。
【相槌を打つ】
相手の話にうなずくだけでも、相手を受容し、共感していることを伝えることができます。「うんうん」「なるほど」「そうなんですね」といった相槌を活用。
私、家族や友達と話している時、気持ちがどこかに行ってしまうことが時々あります。「うんうん」と適当に相槌うちながら。ゴメンナサイ(^^;)
ダラダラ前置きが長い人の話を聞いている時も、つい(^^;)。 あ、仕事の時は決してありませんよ。
【話を要約する】
相手の話を理解できているかを確認するために、相手の話を要約して伝える。「まとめると〇〇ということよね?」といった形で相手に確認。
さあ、日常、職場で振り返って、どうですか。あなたは傾聴が出来ていますか。
傾聴の効果とは何か
つまり傾聴は、相手の話を理解し、共感し、信頼関係を築るための大切なスキルです。そしてこの傾聴の効果は大きいです。
相手は、自分の話に興味を持ってくれていると感じ、信頼感や安心感を得ます。 また、自分の話を聞いてもらうことで、自分の気持ちや考え方を整理したり、気づきや解決策を見つけたりすることができます。
コーチングの傾聴は、コーチだけでなく、教師や親や友人やパートナーなど人と関わるすべての人にとって有効で、傾聴を身につけることで、相手とのコミュニケーションが円滑になり、相互理解や関係性が向上します。
だからこそ、子どもと深く関わるお母さんやおばあちゃん、子ども教室の先生が使って欲しいスキルだと思うのです。
良い関係を築けば、ご自分が毎日をご機嫌に過ごせると思いませんか。
男性に必要ないと言っているのではありませんよ。私が応援している女性にフォーカスしているからです。
私のコーチングの経験
私はコーチングを学ぶ前から、教室生徒さんにはこのコーチング手法を取り入れていたと思います。
我が子の子育てに関しては少々反省
少なくとも、フランチャイズ契約を切って、自分のやりたい指導法に切り替えた時からはそうしていました。
生徒さんは英語以外のこと、学校での出来事や家庭のことなど、いろいろ話してくれます。その時はチャンスとばかり、耳を傾けています。
英語学習に関しても、どうしたい?何がしたい?何が必要だと思う?どうなりたい?とよく聞きます
私が親しくさせてもらっている英語の先生仲間は皆、この傾聴が上手です。皆さん自然とできるのです。だから、そういうお仲間先生と話をすると、私も心地よいのです。
先日、定期的に開いている仲間とのオンライン交流会の時のことを、私のコーチ仲間がご自身のブログに書いてくれました。彼女は英語教室を主宰している先生でもあります。
交流会では、
英語指導やコーチングなどを中心に
さまざまなことを話します。
私以外のお二人は、
私よりもコーチと経験がかなり豊富。
とても聞き上手。
コーチングではないのに、
私に投げかけてくださる質問が
コーチングのような内容。
自分の中にある考えを
引き出してくださる質問。
すっかりお二人の好意に甘えて
喋りすぎてしまいました。
先生やコーチは
相手に考えさせ、
話させることがいかに大事かを
改めて感じることができました。
安心感を与えることが大切
私がお二人から受けたような心地よさを、
生徒さんに与えることができてるだろうか?
安心した環境を作れているか?
自身の振る舞いを
振り返るきっかけにもなりました。
ベテランコーチ二人から受けた
コーチングセッション。
新しい視点も得られ、
たくさん学ばせていただきました。
大変贅沢な時間でした。
素敵な方と出会え、
学びながら自分も成長できることに
感謝してます。
Hello Sunny English Masumi先生
私もコーチングしながら刺激や学びを受け取っています。ありがとう。
コーチングの傾聴を始めるには
コーチングって何だろうと思ったら、まずは傾聴から始めてみませんか。
相手の話に耳を傾けるだけで、相手の心に触れることができます。傾聴は、コーチングの基本。そしてコーチングの魅力です。でもコーチだから特別ではなく、誰にでもできることです。
話を理解しながら聴いてもらえることを不快に思う人はいないと思います。
つい、お節介で口出してしまう人は、元々サービス精神旺盛。それも素敵なこと。でも相手に、より成長してもらいたいと思うなら、この傾聴もやってみてはいかがでしょう。
すぐにできなくても、知っていると知らないとでは雲泥の差。意識すればできるようになります。まずは相手のペースに合わせて自然に話を進めてみてください。
相手の話を遮ったり、自分の話に持っていったりしないように注意しましょう。
傾聴は、練習すればするほど上達します。しかも、傾聴することで相手の成長を促すだけでなく、自分の成長にもつながります。自分の考えや感情に気づいたり、新しい視点を得たりすることができるんですよ。
教室やご家庭でも傾聴力を高めて、人生を豊かにしてくださいね。
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