85歳 鉄ミネラルで再生不良性貧血を克服、完治へ

85歳の義母が再生不良性貧血を克服し、完治へと向かっています。

再生不良性貧血とは、骨髄の造血幹細胞が機能不全となり、血液が作れなくなる病気です。

義母は緊急入院してから毎週輸血のために通院していましたが、5年後、ついに輸血が不要となりました。彼女が病気を克服した理由は何だったのでしょうか。5年間の経緯をまとめました。

目次

再生不良性貧血の兆候か、血小板の数値が0(ゼロ)

5年前の2018年4月20日、彼女は町医者での診察で、採血結果がかなり悪く緊急を要するとのことで夫に連絡が入り、迎えに行きすぐ近くの病院へ。白血球と赤血球が下がり過ぎていることが分かりました。

血液の病気が疑われるけど、その病院には血液内科がないので、別の病院で診察することに。移動中の車の中で義母は意識もうろうとなっていきました。

このまま車の中で死ぬんちゃうか

と夫は思ったとか。病院が救急車を手配してくれるレベルなんじゃないの、と後から思えた出来事でした。私も病院に駆けつけ、そこで見たのは運ばれた救急治療室で人工呼吸器に繋がれた義母の姿。

その時点で、彼女の血小板の数値は0でした。血小板は、血液を固めて出血を防ぐ働きをするもので、出血した時には非常に重要な役割を担っています。彼女の場合、肺で出血が起こっている可能性があり、命を落とす危険性が高いとのこと。

延命治療の選択を迫られました。年齢80歳。年齢からしても選択肢は必然と決まります。前日まで元気、カラオケ好きだった人がこんな簡単に死と抜き合うことになるとは。

一晩持つか分からない、会わせたい家族を呼ぶようにと医師に言われました。

介護の始まり

私たちはその時、覚悟を決めていました。でも、幸いなことに義母は奇跡的に生き延びました。昔の人の生命力は本当にすごいものです。

それと同時に、これが介護の始まりでした。

数か月の入院中、主治医は義母の病名や原因を探りましたが、最終的に「再生不良性貧血」という難病と判明しました。でもこの病気は治療法が進歩し、多くの場合生存できるようになっている、70%は輸血も不要になっているそうです。

ただ、義母は高齢で、体に負担になるような造血を回復する治療は見込めず、状態を維持するために毎週輸血を受けることになりました。

病気前は老人向け単身者用の住宅で自立して一人暮らしをしていた義母。その自立が一気に奪われました。体力が衰え、外出もままならなくなり、自分でできていたこともできなくなりました。

介護や病院に関する全てのこと、平日週1回の通院と1週間分の食料買い物は夫が担当。夫の配慮で妻の私に負担はかけまいと、私は通院時に食べる義母の昼食用おにぎりを作るのみ。出来た夫ですね。

ヘルパーさんや看護師さんが週に数回義母の家に来てくれることで、私たちは随分助かりました。介護というほどの経験ではありませんが、介護する側の苦労や大変さを肌で感じ、介護の現場や介護職の重要性についても深く理解することができました。

献血への感謝

義母は血小板と赤血球の輸血に頼っており、それがなければ助からなかった。この時ほど献血制度の重要性を痛感したことはありません。普段から献血をしていた夫も献血に行く頻度が増えました。

献血は、困っている人を助けるための手段。私は、残念ながら、さまざまな事情で献血を断られているので、献血はできないのですが、献血をしたという友達のSNSを見ると有難い気持ちになります。どこかで誰かが助かっている可能性が高いのです。

食べるものがとにかく不味い

輸血を始めた当初から、義母は食事に不満を持っていました。薬の副作用で何を食べても不味く感じ、口の中が苦くなることに悩んでいたのです。

食べ物の選択肢は限られ、好きなものを食べることができない。食べることに喜びを感じていた高齢者にとっては特につらいことだったようです。

でも、この食へのこだわりが、結果的に彼女の病気を克服することにつながったのかもしれません。

最初の1、2年は発熱や体調不良が続き、入退院を繰り返すことがあったけど、薬を減らしたことで徐々に体調が良くなり、おいしく食事ができるようになってきました。

3年目くらいから病状が安定し、週1回の血小板の輸血を続きますが、赤血球輸血は時々飛ばせることもありました。

このころに書いた記事がこちらです↓

血液の再生能力が回復した!?

輸血を受けた時は、最初は満タンでも1週間ほどで赤血球や血小板の数値が下がってしまいます。これは、自分自身で血液を再生できないからです。

ところが、その減少が緩やかになっています。最初は血小板と赤血球輸血両方が必須でしたが、赤血球輸血が数回に1回のペースで済ませられるようになり、そのうち、血小板も間隔を空けていいかも、という状態になりました。

医師たちにも回復している原因が分からない。私の娘は看護師で、血液内科の友達にも相談しましたが、年齢や治療法を伝えても、彼女らもこのような現象は聞いたことがありませんでした。

とはいえ、義母の負担を減らせるならば、それは喜ばしいことです。

それ以来、私が考えたのは、

Hidemi

私たちの鉄ミネラル野菜が効いているんじゃない?

私たち夫婦は家庭菜園で鉄ミネラル野菜を育て(これもほとんど夫ですが)、毎週何か採れた野菜を義母に届けています。鉄ミネラル野菜については後述します。

奇跡が起きた!輸血が不要に

赤血球輸血だけでなく、必須だった血小板輸血の必要性も徐々に減ってきました。入れなくていい週が多くなり、赤血球は輸血の必要が全くなくなりました。明らかに、血液が体内で再生されているのです。

昨年2022年暮れには、とうとう血小板の輸血も必要なくなり、今は通院検査のみで済ませています。これって、どういうことでしょう!?すごくないですか。

一時は黒ずんでいた義母の顔色も戻り、私よりも元気になっているように見えることもあります(笑)。実際、血液検査の数値も貧血気味の若い女性よりも良くなりました。(2023年2月のある日の検査では輸血へしていないにも関わらずヘモグロビン数値が12.3でした。)

鉄ミネラル野菜とは

医師は、「○○さんはちゃんと食べてるから回復したのだろう」と言いますが、医学的には分からないことだらけです。

私には思いあたることがあります。それは鉄ミネラル野菜です。

鉄ミネラル野菜とは、元京都大学 野中鉄也先生が開発した鉄ミネラル栽培法で育てた野菜で、通常の野菜と比べてアミノ酸が豊富に含まれています。

それはなぜかというと、野菜の中に鉄分が増え、その鉄分の働きによってアミノ酸が増えるからです。鉄ミネラル野菜はアミノ酸(タンパク質)が豊富な野菜なのです。

2年ほど前、鉄ミネラル技術開発者の野中鉄也先生のセミナーを受け、鉄ミネラル生活を始めました。義母のためというより、私も若い頃から貧血気味、家族にも貧血の者がいたので、鉄ミネラル生活に興味を持ったからです。

長く家庭菜園もしてたので、セミナーを受けてから夫に鉄ミネラル栽培で野菜を作るようお願いし、義母にはお裾分けのつもりで採れた野菜を毎週、食材として届けていました。

先生に義母の病気のことを伝えたところ、鉄ミネラル野菜が大いに関係しているだろう、ということで確信に変わりました。ただ、野菜の含まれる栄養素を量ったわけではないので、これも個人的な確信です。

鉄ミネラル野菜の効果

タンパク質は体の組織や細胞、あらゆる場所に必要な栄養素です。ヘモグロビン自体もタンパク質でできており、鉄と結合しています。

輸血すれば血液の量は増えるかもしれないけど、体の細胞に必要な鉄分が入っていくためには、その作業をしてくれるタンパク質が必要で、それが足りなければ鉄分を自分で取りこめないそうです。

取り込む作業をしてくれるタンパク質が働いてこそ、鉄分が体に入る。鉄ミネラル野菜を食べることで、その大切な役割をするタンパク質が増える。

ということを野中先生から教えていただきました。

この効果が、義母の身体にも現れたのだと思います。そういえば、鉄ミネラル栽培をするようになってから、赤血球や血小板の数値が安定し、食べ物が不味いどころか食欲が出ました。

義母からは、いろいろな種類の食材や、旬の食材を買ってくるようリクエストがくるので、彼女自身、食事を大切に考えているのでしょう。食へのこだわりが良い結果となりました。

最終的に輸血が必要ではなくなり、医師の「○○さんはちゃんと食べてるから回復したのだろう」という言葉は、食べられる状態になれたからこそで、体が元から整うと、口から入る食べ物も薬も、体にとって効果が発揮しやすい、ということだと思います。

悪い状態で薬を飲んでも、薬に負けてしまう、と私は日ごろから思っているので、第一優先は栄養をたっぷり体にいれて、病気や薬の副作用に負けない状態にする。これが本当に大切だと感じました。

まとめ

義母が自力で血を造り始めたという奇跡のような話には、鉄ミネラル野菜の摂取が大きく関わっていたようです。鉄ミネラル野菜は、通常の野菜よりも鉄分やアミノ酸が豊富に含まれており、体内でタンパク質を効率的に補充することができます。

義母が健康な身体を取り戻せたことは、私たち家族にとっても喜ばしいことであり、鉄ミネラル野菜の効果に改めて感謝しています。


タンパク質と鉄ミネラルのお話し会

女性だけでなく、子どもも含め現代人は貧血の人が多いそうです。自分では気づいていない隠れ貧血。それも栄養不足から来るもの。重度の貧血、しかも高齢者でもタンパク質や鉄分補給に気を付けると貧血が改善することがあります。

鉄分は貧血だけでなく、あらゆる不調に関係しています。女性、子ども、もちろん男性も皆が健康で元気に活動して幸せでいて欲しくて、サプリメントや薬に頼らずお家で簡単にできる鉄ミネラル生活の方法をお伝えしています。

鉄分補給のみが独り歩きすると、かえって体調が悪くなり危険です。その時の体調や食習慣、ストレスの有無は人それぞれ。野中鉄也先生が作成された冊子とともに、鉄ミネラルアドバイザーとして食習慣改善のヒントを見つけていただくお話をいたします。


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