子どものペースはそれぞれ:子育てして気づいた親の自己肯定感

親、特に母親の自己肯定感が低いと、気づかないうちに子どもに大きな期待をかけてしまうことがよくあります。

自己肯定感は、自分の価値を見つけ、自分の思いや行動を信じる力のこと。この力があれば、子どもたちに対して健全な期待を持つことができます。

自己肯定感を育てることで、母親は子どもたちに無理な期待をせず、それぞれの個性や成長のペースを大切に支えることができるのです。

Hidemi

子育て真っ只中の私は、自己肯定感が低かったわぁ~

目次

親の期待と子どものペース

親にとって子どもはかけがえのない宝物ですよね。子どもが幸せで充実した毎日を送って欲しいと願うのは全ての親の共通の願いです。

例えば

  • 子どもには友達がたくさんできて、楽しく遊んで欲しい
  • 勉強ができて、良い学校に進学して欲しい
  • 何かスポーツなど体を動かすことをして欲しい

などなど、、、言い出すと、きっときりがありません。

独りぼっちだとかわいそう、劣等感もったらかわいそう、、、も、親としての深い愛情から来るものです。

でも実はその願いって

子どもはこうあるべき」「こうなってくれると安心という私たち親の固定観念や期待から来ていることもあります。

子どもの個性を理解する

子どもたちには、それぞれ進むペースや道順、世界があります。

お友達と遊ぶより 自分の世界に居たい
勉強もなさがら、読み書きすら今は興味がない
活発に身体を動かすことより、今はじっくり何かに集中したい

子どもが何に夢中になるか、いつその時が来るかは、子どもによって異なります。

それはゆっくりかもしれないし、早いかもしれません。
深い関心を持つかもしれないし、浅いかもしれません。

だからこそ、急かせず、子どもを見守ることが大切。見守りながら成長を支えることが、大人の役割だと思います。

Hidemi

今だから言えることですが、、、そのためには、親自身が自己肯定感を高めることが必要です

私の子育て体験

私も子育て中は、心の中がざわつくことがよくありました。

特に次女は、第一子あるあるで無難に育った長女に比べて、他の子どもたちとは異なる個性持っていました。

Hidemi

要するに変わった子どもで、当時は扱いにくい子でした。

イライラ

一度意固地になると何を言っても無駄で、叱ってもおだてても長時間(2~3時間は普通)、口を聞かないこともありました。

Hidemi

よくもまぁ、その状態でしんどくならないのかな(>_<)


そうなると私もエネルギーを消耗するので、爆弾を扱うかのように気を使い続けました。

悲しい

彼女にはイライラでけだなく、悲しくなることもたくさんありました。

娘は家の外では笑顔が消え、知らない人が近くにに居ると、貝のように口を閉ざして親から離れませんでした。家にお客さんが来てもその状態でした。

ママ友のおかげでお友達はポツポツできましたが、お友達と一緒にお昼ご飯やおやつを食べていて、皆が遊び始めても、一人ゆっくりと食べ終わるまで輪に加わりませんでした。

結局遊ぶ時間がなくなり、すぐにお帰りの時間。そこでまた拗ねる。

楽しそうなところに行くのは嫌じゃない。むしろ行きたい娘。体操教室やダンス教室、毎回嫌がることなく出かけて行くのに、現地に到着すると、ただ見ているだけ。参加しようとはしませんでした。

退屈そうにするのでも帰るのでもなく、ただただじっと固まって見ていました。

Hidemi

じゃあ、行かなきゃいいのに。どうしてこの場に居るのに他の子ように輪に入れないのだろう。

良いこと

良いこともありました。

幼いころから、電車やバスなどに乗っても騒いだりぐずったりすることはなく、じっとおとなしくしていました。おやつなど食べものを与えて気をそらすことは全く必要ありませんでした。

算数ドリルや漢字の練習など、じっと座ってする勉強はできなかった小学生時代。「中学生になったらちゃんとやる!」と宣言したとおり、やる時は集中して勉強するようになりました。

私の自己肯定感の低さが原因だったのか

今考えると、彼女の姿は私の姿を反映していたのかもしれません。子どもの頃の私にも似たような部分がありました。そんな自分が嫌いでした。

私と同じようになって欲しくないという子どもへの期待、周りの人からどう思われるだろうという自分の弱さ。娘に抱いた感情は、全て私の自己肯定感の低さが原因だったのかもしれません。

この子はこういう子どもなんだ、と娘の個性を認めて温かく見守ることができない自分だったと思います。

そんな娘は大人になった今、親の私よりも社交的でどんな人とも自然体で付き合えるようになりました。手のかかった次女は、何でも自分でやってしまう手のかからない娘になりました。

どこで身に着けたのだろう。親の知らないところで、社会性を身に着け、彼女の良い個性が開花したのでしょうね。要らぬ心配でした。

手のかかった(と勝手に思っていた)次女は、何でも自分でやってしまう手のかからない娘になりました。

Hidemi

親が自分の都合で勝手に手のかかる子だと決めていたのですね。今思えば面白い子です。

まとめ 子どもの成長を信じて

子どもたちはそれぞれに異なるペースで成長し、興味や関心も異なります。親が思うように行動しないことに対して、焦りや不安を感じることもあるでしょう。

親が思うペースで子どもを育てようとしても、それは無駄なエネルギーを注ぐだけかもしれません。焦らず、子どもを見守ってあげましょう。その子どものペースを尊重してあげた方が親もきっと楽ですよ。


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