子ども英語の先生はすでにフォニックスという強みがあるので、フォニックスの知識を深め、発音をしっかり学ぶことで 発音とフォニックス両方の指導の自信になります!
英語フォニックス指導「この音はこうやって出します」だけでは不十分
子ども英語教室の先生はフォニックスを教える時、どんなことをやってますか。
「この音はこうやって出します」
とただ先生の口を見せて説明していませんか。口の形や舌をどう使うか教えるのも大切ですが、その前に生徒さんに伝えることがあります。
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英語話者と日本語話者にはそもそも大きな違いがある
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例えば、
口の動かし方
息の量
舌のホームページポジション など
でも、、、でも、、実は私、教えません(^^;) 特に幼児~小学生の生徒には。
え?教えない?
見せるだけだから!
どゆこと?
教えないで、まず生徒の前で英語と日本語を話して、「どこが違う~!?」って聞いちゃいます(^^)
受け身ではなく、生徒自ら英語と日本語の話し方や息遣いに気づいてもらいたいから。どんな小さな気づきでも、感じたことでも言ってくれたら、その答えにはOKを出します。
『教えない』実はこれ大事!そして承認はしてあげなきゃ。コーチング手法です
面白いことに観察力のある子はいろいろ言ってくれます。え~???と何も出てこない子もいます(笑)。でもいいのです。考えることが大切だから。
英語の時は口がよく動いている
いいねいいね♪
声が違う~
息をたくさん出しているからよ~
言葉が違う
そりゃそうだ(笑)、でもそれも◎
こんな言葉が飛び出します♪
但し、これは目で見て分かる英語と日本語の違い。目で見えない違いは先生がちゃんと説明してあげる必要があります。
例えば舌のホームポジションの違い。口の中の空洞の大きさ、空洞の場所の違いなど話す時に口の中に大きな違いがあることです。
このことを知ったのは実は児童英語講師になって、ず~っと後のことです。それまで知らずに生徒に教えていたなんて、、、反省です。
英語話者と日本語話者『舌のホームポジション』が違っていた
英語話者と日本語話者では母語を話す時に口の中に大きな違いがあります。具体的には
1. 舌の位置(ホームポジション)
2. 口の中の空洞の大きさと場所
3. 息を届ける方向 です。
一つずつ解説します。
1. 舌の位置
英語話者と日本語話者では口の中の舌の位置に違いがあります。
違いと言っても口の中なので大きな違いではありません。でもそれは英語らしさ、日本語らしさに繋がります。やはり英語の先生ならネイティブのように発音できたらいいと思いませんか。
英語話者は舌が口の中で下のほうにあります。日本人は英語話者よりも舌が上、少し浮いています。
/r/の音を例にすると、英語話者は舌のホームポジションが下にあるので/r/を発音する時、舌を上にあげます(巻きませんよ!)
日本人は何も意識しなければ、/r/音だけでなく、全ての英語の音に対して少々舌が上がって発音してしまいます。普段から舌が浮き気味だからです。
酷くなれば、やたら/r/(アール)のような音が入った発音をする人がいます。そんな人いませんか。なんとなく巻き舌をすれば英語っぽく聞こえると勘違いしている人。(何度も言いますが、rは舌を巻きません)
ある英語のスクールで一緒になった方で、全ての英語の音に舌を巻く日本人生徒がいて、私やたらそれが気になって気になって仕方がなかったことがあります。
口の中で舌がフワフワ浮いていると実際聞き取りにくいのです。コミュニケーションでは相手に不快感を与えてしまいます。
そこまでひどくありませんが、舌が浮きやすい私の高校生の生徒に、「今、舌が浮いてない?」と聞くことがあります。
「浮いてます~(^^;)」と言いますが、なかなか治らない。舌を下に降ろす意識が慣れるまでは必要なんですよね。トレーニングです。
2. 空洞が違う
英語話者と日本語話者では口の中の空洞の大きさが違います。
それは舌の位置の違いが影響しています。舌の位置が下がれば自然と空洞も大きくなります。舌全体を下げることで、喉に近いところ(舌の付け根のほう)に空洞ができます。
その空洞を作る意識が必要です。英語発音にはとても大事!この意識が必要な英語の音はたくさんあります。
3. 息を届ける方向
英語の音を正しく出そうとすると、日本語を話す時よりも息はたくさん必要です。そして息を届ける方向にも意識してください。息はお腹から喉を通ってしっかり出す。ただ出すのではなく前に届けることです。
意識して練習すれば発音は劇的に改善する
簡単ですが、こういうことを伝えて練習するだけで生徒さんの発音は劇的に改善します。先生自身の発音も変わります。
もちろん幼い生徒さんにはここまでストイックに伝える必要はありません。幼いころから英語の環境を作っていると、耳も口の中も柔軟だし、マネるのが上手なのでたくさん英語の音を聞かせるだけOK。
残念なことに年齢が上がるほど、ネイティブ音声を聞かせても上手にマネできない生徒さんも出てきますよね。長年日本語を話し続けている年代の人は日本語の口が習慣になっているので、そんな簡単に矯正はできません。
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トレーニングは必要です。
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今は音声が簡単に手に入る時代とはいえ、いつもそばに音源があるとは限らない。先生の声を聞かせることもあるはず。
先生が綺麗な発音で英語を話し、困ってたいる生徒に説明ができるようにしておいたほうがいいと思うのです。なによりも先生自身、発音指導に自信が付きます。
会話文や文法だけでなく、発音やフォニックス指導に目を向けてみませんか。
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